広島新庄 延長V打&先発好投の花田「ここで一本打たないといけないなと」

[ 2021年3月23日 17:40 ]

第93回選抜高校野球大会第4日第3試合 1回戦   広島新庄1-0上田西 ( 2021年3月23日    甲子園 )

<センバツ4日目3試合 広島新庄・上田西>12回2死一塁、広島新庄・花田は右越えにサヨナラの二塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 第93回選抜高校野球大会第4日は23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われ、第3試合は中国王者の広島新庄(広島)が1―0で上田西(長野)にサヨナラ勝利。2年連続3回目の出場で、初出場の14年に続く初戦突破を果たしてみせた。

 広島新庄は0-0で迎えた延長12回、2死一塁で4番・花田侑樹が右越えの適時二塁打を放ち試合を決めた。投げても先発し7回1/3を投げて6安打無失点と好投。2番手の秋山恭平と完封リレーを達成した。

 エースで4番の大仕事を果たした花田は「これまでの打席で凡退していて、初回のチャンスでも打てなくて、ここで一本打たないといけないなと言う気持ちで打席に立ちました。ちょっと詰まってたんですけど、いい感じで上がってくれて良かったです。すごい接戦をものにできて最後いい形で終われて次の試合にもつながる結果になったと思います」と振り返った。

 投球については「ピンチもあったんですけど何とか0に抑えることができてよかったです。ゲッツーが欲しい場面で低めに投げれて打たせて取れたことが良かったと思います」と語った。チームは接戦に強いが、「守備が安定していてピンチでもしっかりと守ってくれて守りからリズムを作れてチャンスをものにできるというのがいいところだと思っています」とした。

 初戦突破にも「まだ優勝まで長いですし、目標はそこなので、1戦1戦確実に勝つという気持ちでやっていきたいと思います」と気を引き締めた。次戦の相手は智弁学園で「凄い打つチームだと思うんで何とか0に抑えてチームを勝ちに導けるようにやっていきたいです」と力を込めた。

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2021年3月23日のニュース