プロ注目の市和歌山・小園 4安打8K完封も、初めての聖地に「舞い上がってしまった」

[ 2021年3月23日 12:51 ]

第93回選抜高校野球大会第4日第1試合 1回戦   市和歌山1―0県岐阜商 ( 2021年3月23日    甲子園 )

<市和歌山・県岐阜商3回2死二、三塁、山本を見逃し三振に仕留めて雄叫びを上げる市和歌山・小園(撮影・北條 貴史)
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 第93回選抜高校野球大会第4日は23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦が行われ、市和歌山(和歌山)が県岐阜商(岐阜)にサヨナラ勝ちした。

 市和歌山は9回1死一、二塁のチャンスから7番・亀井の中前打でサヨナラ勝ち。先発したドラフト上位候補の右腕・小園健太は最速147キロのストレートに、スライダー、カットボールといった変化球を織り交ぜ、9回4安打8奪三振で県岐阜商の強力打線を無失点に抑えた。

 引き締まった表情でインタビューに応じた小園は「序盤からすごく苦しかった展開で、最後はチーム一丸で打ってくれたのがとてもうれしかったです。少ないチャンスだったので、何とかセーフになってくれと思って見ていました」と喜び。130球の粘投について「今日は制球も悪く、苦しい投球となってしまった。初めての甲子園で少し舞い上がってしまったところがあって、フワフワした中で投げていて、少し制球が定まらなかったのは反省点かなと思う」と反省の弁。それでも「中盤、相手がストレートに張っている中で、スライダーをとてもキレてたので、うまく使えた」と語った。

 次戦は明豊(大分)と対戦する。「今日の課題を生かしていいピッチングをしてきたい。もっともっと取れた点はあったと思うので、修正していきたい」と前を向いた。

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