巨人・坂本 転機になった9年前の合同自主トレ 原監督に「行きたいならオレが言ってやる」と背中押され…

[ 2021年1月24日 19:30 ]

巨人・坂本勇人内野手(左)にアドバイスするヤクルト時代の宮本慎也氏(2012年1月撮影)
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 BS日テレの特番「日本プロ野球名球会SP2021」(後10・00)が23日放送され、昨シーズンに右打者として史上最年少となる通算2000安打を達成して新たに名球会員となった巨人の坂本勇人内野手(32)が守備での転機について語った。

 名球会理事長でもある“ミスター赤ヘル”こと山本浩二さん(74)、ゴールデングラブ賞10回の名手・宮本慎也さん(50)との座談会でアクリル板を挟んで宮本さんの隣に座った坂本。2012年には宮本さん率いるヤクルト選手たちとの自主トレーニングに参加し、これが転機となった。宮本さんは当時を「外からいろいろ言われましたけどね。ライバルチームのショートを教えて…みたいな。そんなこと僕は全く考えなかったですけどね。勇人が来ることによってうちの選手もバッティングを見れるじゃないですか。だから別になんとも思わなかったですけど、結構、大先輩が『喝!』とか言ってました」とまずは笑顔で回想。これを受け、話を振られた坂本は、10人ほどいるヤクルト選手の中に単身飛び込んだ自主トレについて「やっぱり気まずいのは気まずいです」としながらも、巨人の原辰徳監督から「行きたいならオレが言ってやる」と背中を押してもらったとし「じゃあ、是非お願いしますという形で…」と参加が決まった経緯を明かすと「守備ですごく迷ってたというか悩んでたんで。何とかうまくなりたいっていう気持ちだけでしたね、本当に」と振り返った。

 宮本さんは当時の坂本について「ジャイアンツのコーチがいるんであれですけど、多分ちゃんと教わってないんだろうなっていうのが第一印象で。キャッチボールが良くなかったです」とし、キャッチボールは肩慣らしではなくスローイングの練習だという説明から始めたと明かした。宮本さんからキャッチボールの大切さを学んだ後の坂本について「縦に回転できるようになったんですよね、体が。最初、良くない時は横に振ってたんで。体を横に振ると両サイドの悪送球もあれば上も下も(悪送球が)出て来るんで。これが縦になってくると、自分の(ボールを)離す位置だけで両サイドにブレなくなってくる」と宮本さん。坂本は「宮本さんに縦振りっていうのを教えてもらって、本当に意識してシーズン通してやってたんですけど、1年ちょっと経ってぐらいから試合でのスローイングが本当に変わってきて。今までだったらすごい嫌な感じで投げてたのが全然嫌じゃなくなった」と振り返り「だから僕はジャイアンツの若い選手には『キャッチボール大事だよ』『1年、2年ずっとやってけば絶対意味が分かるからキャッチボールはちゃんとやりなさい』って言ってます」とキャプテンとして後輩たちに伝えていっていることを明かした。

 これに山本さんが「本当にいいこと」と大きくうなずく中、宮本さんは「ヤクルトやってんのかな…」と小さな声でつぶやいて苦笑い。山本さんも苦笑いだった。

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