広島ドラ1栗林 初ブルペンで“リミッター解除” 「キャンプに入ったらマイペースとはいかない」

[ 2021年1月24日 05:30 ]

初ブルペンに入った栗林(球団提供)
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 広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)は23日、大野練習場での合同自主トレで初めてブルペン入りした。直球のみを31球投げ込み、制限してきた力を解放。大瀬良、中崎の助言を参考に調整ペースを抑えていた段階から、1軍春季キャンプに向けて「スイッチオン」へと切り替わった。 

 初ブルペンは、最終の調整段階に入る合図となった。栗林は、捕手を立たせたまま思い切り良く腕を振った。計31球を投げ込み、制球は最後まで乱れない。直球は次第に威力を増して伸びた。

 「初めてにしては良かったと思います。今持っている力は出したので、8割以上(の力感)で投げました」

 本格的な投球練習は、昨年11月22日の都市対抗1回戦・セガサミー戦以来。ついに力を解放させた姿に、捕手役を務めた高卒2年目の持丸は「本当に力強い球だった。キレイな縦回転の真っすぐ。雰囲気も含めて凄く良かった」とうなずいた。

 合同練習では先輩や同期が続々とブルペン投球を再開していた。その一方、都市対抗直後の12月を疲労回復にあてたことで、今月に入ってからも慎重に調整を進めざるを得なかった。「結構焦った。でも、12月に全然キャッチボールをしていなかったので(周りのペースに)追いつこうとしても無理な状態だった」。同じ大野練習場を拠点とする大瀬良、中崎から「焦らずにゆっくり調整すればいいから」と伝えられ、抑え気味のペースを疑わずに我慢することができた。

 「大瀬良さんとか中崎さんを見て勉強して、焦る気持ちを抑えてやってきた。(新人合同自主トレが)始まったころは周りに比べて遅れていたけど、だいぶ追いついてきた。キャンプまで焦らずに徐々にやっていきたい」

 今回の投球練習を境にして、調整段階は切り替わる。今月中に残り2、3度のブルペン投球を行い、1軍春季キャンプに備える。

 「キャンプに入ったらマイペースとはいかない。そんなに繊細ではない部分があるので、あと何回か入ればいつも通りいけると思う。真っすぐは本当にいい段階にきている。ここからも焦らずに、段階を踏んでどんどん状態を上げていきたい」

 沖縄で周囲を驚かせる準備は着々と進んでいる。(河合 洋介)

 《ドラ2森浦 初ブルペンで先輩相手に25球》
 広島ドラフト2位・森浦(天理大)も初めてブルペン入りした。捕手を立たせたまま25球を投じて、カーブやチェンジアップも試投した。「マウンドの感覚を取り戻したいなと思って入りました。焦らず、けがしないように(意識した)」。捕手役は、天理大の1学年先輩にあたる石原に頼んだ。「キャッチングもいいので気持ちよく投げられた。投げやすかったです」とバッテリー復活を喜んだ。

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