阪神・高橋 “能見流”で直球磨く 「キャンプでもそこを大前提に」 被打率アップで改良決意

[ 2021年1月24日 05:30 ]

阪神・高橋

 能見スタイルだ。阪神の高橋遥人投手(25)が23日、鳴尾浜で約1時間のウエートトレなどキャンプインへ準備を進めた。代表取材では、直球の質の向上をテーマとしていることを挙げた。

 「昨シーズンの最後、いい真っすぐが投げられなかったので、このオフはもう一回真っすぐを重点的にやってきた。キャンプでもそこを大前提にしていこうと思います」

 最大の武器であるキレのいい直球が、相手打者に慣れられたことを自覚。いや、慣れられたのではなく、自身の投じる球の質の低下なのだったら不安でしかない。事実、数字も明確に示している。

 昨季の直球の被打率・259が過去3年間で初めて全球種の同・239を下回った。全投球における直球の比率が1年目は61・8%もあったのが、2年目48・6%、3年目45・8%と年々下がってきているのも当然だ。変化球の効果的な配球が必要となっており、極端に言えば真っすぐだけでも抑えられる投球スタイルを取り戻したい。

 キャンプでは直球にこだわり、ブルペンで変化球は投げなかった独自の調整法を貫いた先輩が身近にいた。今季からオリックスに移籍した能見だ。投球の軸となる直球のキレが100%になるまで変化球を封印。いついつまでという区切り方ではなく、納得できるまで直球にこだわった「能見流」が、いまの高橋の思いに近いのかもしれない。

 「自粛は慣れていますし、もともと外に出るタイプでもありませんし。本を読んだり、好きなアニメを見たり、ピッチングの動画を見たりとか…。動画は他の投手を見るというよりも、自身の投球を振り返ります」

 わかっていても打たれないストレート。何百、何千もの糸を引くような軌道が宜野座のブルペンに浮かび上がるだろう。2月の高橋は、自分らしさを取り戻す1か月になる。(畑野 理之)

続きを表示

「始球式」特集記事

「田中将大」特集記事

2021年1月24日のニュース