自己最多20発へ 広島・松山は長野バット導入!奥川打った“あのバット”「長いけど意外に扱いやすい」

[ 2021年1月17日 05:30 ]

2020年11月10日のヤクルト戦で、奥川(左)から右越え2ランを放つ松山(撮影・島崎忠彦)
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 広島・松山竜平外野手(35)が“新兵器”を導入し、21年のシーズンに長打量産を目指す。長野のバットで臨んだ昨年11月10日のヤクルト戦(神宮)で奥川の内角球を右越え2ラン。好感触をつかみ、長野モデルを自分用にカスタマイズした。目標は自己最多の20本塁打。新助っ人・クロンとの一塁争いに“打ち勝つ”意気込みだ。

 いまだ記憶に鮮烈な昨年11月10日のヤクルト戦。松山は、プロデビューした奥川に先制の2点二塁打など2本の長打を浴びせた。中でも目を引いたのは、3回無死一塁での9号2ランだ。初球の142キロ内角直球を強振。打球は敵地の右翼席中段に吸い込まれた。

 「普通に試合をこなせたし、インコースの厳しい球を本塁打できた。それで今季はいってみようか……と」

 当日「使っていた」のが長野のバットだ。34・5インチ、910グラムのホワイトアッシュ製。材質こそ松山が使うものと同じだが、1インチ長く、10グラム重い。昨季終盤に練習で試したところ「長いけど、ミドルバランスで意外に扱いやすい」と分かり、譲り受けたという。

 バットを替えるのには理由がある。「相手の攻め方が変わってきていて、難しいところがあった」。9月28日のDeNA戦から鈴木誠に代わって4番で先発。内角攻めはもとより「外から曲げられたり、落とされたり」。多様な配球に対処するための決断だった。

 昨年末に契約するザナックス社のバット工場を訪問。発注した5種類のうち「3種類が長さんのバットを軸にした」新兵器で、34・5インチの長さとホワイトアッシュの材質は変えず、重さのみ「少し軽くして900グラム」にカスタマイズした。

 現役引退したヤクルト・上田を通じて楽天・小郷から弟子入り志願され、現在は後輩の林を交えて故郷の鹿屋市で自主トレ中。「年齢からか動きが悪くなっている」と自覚しており、筋量を上げつつ目下の体重86キロから2キロ減量を計画する。

 「負担を減らし、ケガをしないように。それぐらいならパワーは落ちないと思う」

 ファーストを争う新大砲候補のクロンに負けじ…と、今季掲げる目標は自己最多の20本塁打。新兵器が、35歳にしてなお高みを目指すバットマンのチャレンジを後押しする。(江尾 卓也)

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