“憧れの完投負け”へ 中日・福谷 自主トレでスタミナ強化し“金メダリスト級”に進化

[ 2021年1月17日 05:30 ]

低酸素質でトレーニングする福谷
Photo By 代表撮影

 中日・福谷浩司投手(30)が16日、三重県津市の「みどりクリニック」で行っている自主トレを公開した。女子レスリングのリオ五輪金メダル・土性沙羅ばりのスタミナという評価を受けた。

 「長いイニングをきっちり投げて、次の試合までにきちんと回復するという意味でスタミナを重視している」と今オフは筋肉量とスタミナ向上がテーマ。同クリニックでは標高2200メートル相当の低酸素室でエアロバイクやウエートなどに取り組み「8度目のオフで一番きついけど、充実している」と汗をぬぐう。

 厳しいトレーニングの効果は数値にも表れ、血中乳酸値は昨年11月の測定時、運動後15分は上昇していたが、15日は測定直後から下降。同クリニックには土性も通っており瀬戸口芳正理事長は「スタミナの回復力の成長という点では土性さんと似た感じ」と評価した。

 先発転向2年目の昨季はローテーションの一角として大野雄に次ぐ8勝をマーク。ただ、完投した試合は一度もなく8回途中が最長だった。「先発になった時点で目標は長いイニングを投げること」と完投への意欲を口にする。

 その背景には中継ぎ時代の思い出がある。大野雄が登板時は「ほぼ最後まで投げてくれる。負けても完投していた。完投負けができるのはすごい投手。こういう人がエースなんだ」と実感した。

 完投負けは、その投手に最後まで試合を託すチームからの信頼の証ともいえる。それだけに「表現は悪いけど、完投負けも憧れます」とより長いイニングを投げることへの思いを口にした。

 初の2桁勝利にも期待がかかる今季は、まず完投を「狙っていきます」と力強く宣言。左の大野雄、右の福谷と先発が2枚看板となれば、10年ぶりのリーグ制覇も夢ではない。

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