阪神・梅野 G盗封じでG倒だ!対戦球団別で最多盗塁許す“因縁の宿敵”「梶谷さん走らせない」

[ 2021年1月17日 05:30 ]

<阪神自主トレ> 沖縄県内のグラウンドで自主トレを行った梅野(阪神球団提供)
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 阪神の梅野隆太郎捕手(29)が16日、沖縄県内のグラウンドで行っている大山悠輔内野手(26)、岩崎優投手(29)、DeNA・山本祐大捕手(22)との合同自主トレを公開した。リーグ優勝を目標に掲げる正捕手はリモート取材に応じ、昨年チーム別最多の盗塁を許した巨人の機動力を封じることを宣言。G倒の決意をみなぎらせ今季に挑む。

 最も多くマスクをかぶったからこそ、痛感する。屈辱でもあり、腰を上げて腕を振る際の原動力にもなる。梅野は、前年覇者・巨人の強みに「機動力」を挙げた。

 「盗まれたなとか、エンドランをかけてきたりとか、作戦面がすごく細かなチームだし、それが最高の仕事になって結果を残されている、やられているイメージが強い」

 抱いた印象と数字は、はっきり結ばれる。昨季の対戦球団別で巨人には広島と並ぶ最多の14盗塁を許し、企図18度も最多タイ。球界屈指の強肩を誇る「梅ちゃんバズーカ」を駆使しても強力打線が隠し持つ“飛び道具”を封じることはできなかった。だからこそ同じ轍(てつ)は踏まない。この壁を乗り越えなければ、優勝も見えてこないと自覚する。

 「(巨人の)機動力を抑える意味でも自分たちも頭を使って野球をやっていかないと防いでいけない。その差が大きな差と思う」。20年は5度企図されて一度も刺せなかった増田大だけでなく、昨季14盗塁の梶谷も加わった顔ぶれは脅威。それでも相手に不足なしとばかりに右肩を回す。

 「(梶谷は)上位で揺さぶってきたり動いてくる。警戒するだけでストレスというか。機動力を抑えるためにピッチャーにもこのキャンプで伝えていかないといけない。準備不足にならないように。梶谷さんを走らせないとか、相手の情報をなるべくおさえるようにやっていきたい」

 受け身になるのではなく、バッテリーの共同作業でバズーカの“火力”を上げる。

 また、昨季4勝を献上した菅野との対戦にも「貯金をあれだけつくっている投手だからこそ、ゲーム差を縮めるためには自分たちがやっつけていかないと。良い投手に勝つと勢いも出てくる」と逆襲を宣言。相手エースの残留も力に変え、「G倒」に闘志を燃やす。

 沖縄での日々は順調。「半袖でも余裕でできる」と大粒の汗を流し、コンディションも右肩上がりだ。

 「一試合、一試合勝利を目指して、積み重ねが優勝になっていく。チームの柱として貢献できるように。個人的にも最高な成績を残して、開幕に向けてしっかり準備して、まずは開幕(戦)の1勝を取れるように」。猛虎の中心を担う背番号2の決意は、揺るぎない。(遠藤 礼)

 ≪増田大からカモに≫阪神の過去2年の巨人戦捕手盗塁阻止成績は、19年の企図19、許盗塁14(重盗1を含む)の阻止率.263。昨季の企図18、許盗塁14の阻止率.222とほぼ変わらないなか、梅野は19年の企図9、許盗塁5の阻止率.444から昨季の企図13、許盗塁10の阻止率.231とダウン。これは19年に許盗塁1だった増田大に、昨季は企図5、許盗塁5とカモにされたのが響いた。なお増田大は1軍デビューの19年から阪神戦で無傷の9盗塁をマークしている。

 ≪弟子と切磋琢磨≫梅野にとって初めての“弟子”となるDeNA・山本の存在も発奮材料になりそうだ。「切磋琢磨(せっさたくま)して、自分に取り入れられることもある。肩が強い選手なんで、自分も感じる部分もある。お互い良い刺激になりながらシーズンも気になると思う」。愛弟子は「勉強熱心なんで」と質問攻めにあう日々も、捕手同士の意見交換は有益な時間になりそうだ。

 ≪城島氏に「いい報告を」≫梅野は、10年まで背番号2を付けていた城島健司氏の存在も刺激にキャリアハイを目指す。同じ九州出身でオフには会食するのが恒例も、昨年は「こういうご時世で、できなかった」とコロナ禍で断念。それでも「毎年時間をつくっていただいて、いろいろな思いを聞いたりしている。ホークス戦で活躍するのが見ていてもうれしいと思う。最高なシーズンでいい報告ができるように」とソフトバンク球団会長付特別アドバイザーを務める同氏との再会を誓った。

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