大谷、今季第1打席で中前打 剛腕モンタスから快音 9回絶好機では空振り三振

[ 2020年7月25日 14:29 ]

ア・リーグ   エンゼルス―アスレチックス ( 2020年7月24日    オークランド )

初回の第1打席で今季初安打となる中前打を放つ大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は24日(日本時間25日)、アスレチックスとの開幕戦に「3番・DH」で出場。初回の第1打席で中前打を放った。

 初回1死一塁で打席に立った大谷。初球は高めの直球をフルスイングして空振りを喫したが、3球連続でボールを見極め、3―1と打者有利なカウントに。甘く入った5球目をとらえ、痛烈なライナーを中前に運んだ。

 3回の第2打席は第1打席と同じく1死一塁の場面。外角いっぱいの直球を2球続けられて追い込まれ、3球目の直球を打って遊ゴロに倒れた。

 5回の第3打席も1死一塁で打席に立ち、2番手ペティットの初球を積極的にスイング。しかし、抜いた球にタイミングを崩され、2打席連続の遊ゴロに倒れた。8回の第4打席は左腕のディークマンとの対戦。外角球にうまくバットを合わせたが、左飛に打ち取られた。3―3の同点で迎えた9回の第5打席は、9回2死満塁の絶好機。しかし、6番手ヘンドリックスの内角低めへの変化球にバットが空を切り、空振り三振に倒れた。

 アスレチックスの開幕投手は最速102マイル(約164キロ)の剛腕モンタス。昨年6月に薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受ける6月下旬までに9勝を挙げた本格派右腕で、昨季は2試合で対戦して6打数3安打、1本塁打、2打点。最大の武器は投球全体の約4割を占める高速シンカーだが、6月4日の2度目の対戦では、この球種を左中間席に運んでいる。

 18年10月に受けた右肘手術を受け、昨季は打者に専念。昨年9月には左膝手術を受けて完全復活を果たす今季。コロナ禍で約4カ月遅れとなる異例の短縮シーズンでの、2年ぶりの投手復帰を果たす二刀流のメジャー3年目が幕を開けた。

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