ブルージェイズは3Aの球場でホームゲーム開催へ 米バファローが代替本拠地 NHLも協力

[ 2020年7月25日 06:59 ]

ブルージェイズの代替本拠地となるバファローのサーレン・フィールド(AP)
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 大リーグ・ブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長(53)は24日、今季のホームゲームを3Aバイソンズの本拠となっている米ニューヨーク州バファローの「サーレン・フィールド(収容1万6600人=両翼99メートル、中堅123メートル)」で行う方針を固めた。

 本来の本拠地トロントでの試合開催は米国との移動の多さから検疫問題でカナダ政府が特例措置を認めず、米ペンシルベニア州のピッツバーグを拠点にしているパイレーツに「PNCパーク」の使用を打診したものの、これも同州の保健当局が新型コロナウイルスの感染拡大を理由に却下。キャンプ地となっているフロリダ州ダニーデンにはTDボールパーク(収容8500人)があるが、同州の感染拡大で対象から外れ、前巨人の山口俊投手(33)が入団したブルージェイズは今季のホームゲームをどこで開催するのかという難題と直面していた。

 シャパイロ球団社長は米メリーランド州ボルティモアを拠点にしているオリオールズの本拠地「カムデンヤーズ」での開催も打診していたが、31日のフィリーズ戦はホームゲームとなっているため「メリーランド州の判断を待つことにはリスクがある」として断念。すでに現地視察を終えていた3Aの球場の使用を決断したものと見られている。

 ただし「サーレン・フィールド」は照明や打撃練習施設が不十分で突貫工事?による改修が必要とされており依然として問題は山積み。それでもバファローに本拠を置いている北米アイスホッケー・リーグ(NHL)のセイバーズ(再開シーズンには不参加)がチーム施設をブルージェイズ側に提供することになっており、窮地に陥りながらも支援態勢は広がっている。

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