エンゼルス大谷 開幕戦は「3番・DH」が有力!最速164キロの剛腕撃ちに挑む

[ 2020年7月25日 02:30 ]

開幕戦は「3番・DH」が有力なエンゼルス・大谷(右)(AP)
Photo By AP

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が、24日(日本時間25日午前11時10分開始)の開幕・アスレチックス戦で、まずは打者としてメジャー3年目を迎える。「3番・DH」が有力で、投手としては26日(同27日)の3戦目に先発。2年ぶりに二刀流が復活する。コロナ禍で4カ月延期され、60試合に短縮された大リーグは23日(同24日)に開幕。ナショナルズ―ヤンキース、ドジャース―ジャイアンツの2試合が行われた。 

 初戦を翌日に控えた大谷は、本拠地アナハイムからチームとともに空路で敵地オークランドに向かった。メジャーデビューした2年前の開幕戦と同じ舞台。当時と同様、まずは打者として「3番・DH」で開幕を迎える。

 アスレチックスの開幕投手は最速102マイル(約164キロ)の剛腕モンタス。昨年6月に薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受ける6月下旬までに9勝を挙げた本格派右腕で、投手として最速165キロの大谷が、打者で「100マイル撃ち」に挑む。昨季は2試合で対戦して6打数3安打、1本塁打、2打点。最大の武器は投球全体の約4割を占める高速シンカーだが、6月4日の2度目の対戦では、この球種を左中間席に運んでおり、日本時代を含め自身初の開幕アーチに期待がかかる。

 過去2年間のア軍投手との対戦成績は84打数26安打(打率.310)、対戦球団別で最多タイの6本塁打、同最多の19打点と好相性。ビジター打率.298、ナイター打率.301、対右投手打率.299と、いずれも苦にしない。

 18年10月に受けた右肘手術、昨年9月に受けた左膝手術から完全復活を果たす米3年目。ビリー・エプラーGMには、ここまでの取り組みを「Baseball Addict(野球中毒)」と表現し、「全てに集中して楽しんでやっている」と称えられた。今季から新設の「二刀流選手」として名を連ね、特別なシーズンに臨む。

 ≪3回が最多本塁打 次いで初回≫大谷は過去2シーズン合計で、3番打者として打順別最多の100試合に出場。打率.288で23本塁打、69打点をマークし、相性のいい「定位置」だ。イニング別では3回に最多の8本塁打を放っており、これに次ぐのが初回の7本。序盤の猛打が期待できる一方で、イニング別打率では.370の2回に次いで8回が.355、7回が.329の高打率。終盤まで目が離せない。

続きを表示

この記事のフォト

2020年7月25日のニュース