広島 Wショック…エース・大瀬良離脱も…3人目の守護神・一岡は満塁被弾

[ 2020年7月25日 05:30 ]

セ・リーグ   広島6―9DeNA ( 2020年7月24日    横浜 )

<D・広>2回、ベンチへ引き揚げる大瀬良(撮影・会津 智海)
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 広島は「3人目の守護神」まで崩れるサヨナラ負けで今季最悪の借金5に逆戻りした。24日のDeNA戦、2点優勢で連勝を目前にした9回。前夜23日の阪神戦で2年ぶりセーブを挙げたばかりの一岡が乱調だった。

 いきなり柴田に死球、代打・山下にも四球を与えて無死一、二塁。梶谷の右前適時打で1点差に迫られ、オースティンへの四球で満塁を招いた。何とか1死を取った後、佐野にはカウント2―1から高めに浮いたフォークを右中間席へ打ち込まれた。プロ2本目の満塁被弾。前回2年前の18年8月17日(=筒香)も横浜だった。

 佐々岡監督が「気持ちが強くないとね…。こちらも託している。いるメンバーでやるしかない」と意気消沈したように守護神問題は深刻だ。開幕からスコット、菊池保が不安定で配置転換が続き、開幕から5試合無失点、無四球だった一岡でさえ9回のマウンドでは本来の姿を見失った。チームとしてセーブ機会での失敗は早くも5試合目(2分け3敗)を数え、低迷の最大要因と言っていい。

 振り返れば、エースの大瀬良が2回33球で緊急降板したことが悪夢の始まりだった。松原チーフトレーナーは負傷箇所こそ伏せ、「登板中にアクシデントがあった。明日以降の状況を見て(今後の)最善の方法を決めたい」と説明した。25日以降に予定する検査結果次第では戦列離脱の可能性もある“ダブルショック”。佐々岡監督は「苦しいけど、いまいるメンバーでやるしかない」と頭を抱えた。(河合 洋介)

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2020年7月25日のニュース