ニカラグア野球界の名監督がコロナで解任? 入院歴を公表したあと球団が電撃解雇

[ 2020年6月10日 12:42 ]

解任されたカルドーセ監督(左)と主軸打者のカルドーセJR(AP) 
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 中米ニカラグアの野球界の重鎮で同国の殿堂入りも果たしているサンフェルナンド・ビーストのノルマン・カルドーセ監督が9日、突然解雇された。理由は明らかにされていない。

 同監督は先月、息子で主軸打者のノルマン・カルドーセJRと、カルロス・アランダ・コーチらとともに新型コロナウイルスの感染で入院。アランダ・コーチは死亡したが、カルドーセ監督とカルドーセJRは退院して自宅で療養していた。同監督のファティーマ・ルイス夫人は「感染して入院したことを公表したことが解任された理由だと疑っている」とコメント。ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領は新型コロナウイルスに対する感染対策を軽視しており、公表されている感染者数(1146人)と死亡者数(55人)は現状を示していないとして国民の間には不安と懐疑的な見方が広がっている。

 なおニカラグア・リーグはアランダ・コーチが死亡した5月から中断しており、当初は今月5日に再開する予定だったが、26日に先送りされた。

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2020年6月10日のニュース