早大・小宮山監督 “紺碧の空”に思うこと

[ 2020年6月10日 09:50 ]

ナインを指導する小宮山監督(中央)
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 【伊藤幸男の一期一会】早大野球部が9日、西東京市の安部球場で全体練習を再開した。

 約2カ月ぶりの部員集合とあり、送球やカバーリングで甘いプレーがあった。小宮山悟監督(54)は「あと1週間待つからな。ちゃんとやりなさい」とナインを引き締めた。

 就任2年目。学生気質の変化は認めつつも、伝統の野球部の一員となった以上は高い意識を持ち続けて欲しいと諭している。「それぞれが目指すところを意識して生活しないと…。アマチュア野球、学生野球というものをもっと重く受け止めて欲しい」。

 東京六大学は8月に神宮での春季リーグ戦開催を模索している。「1つの競技に1つだけの天皇杯を東京六大学リーグが下賜されている。その意味をどれだけの部員が考えて野球をしているのか」

 NHK連続テレビ小説「エール」第8週「紺碧の空編」は楽しく見たという。同応援歌に「栄冠は君に輝く」や「六甲おろし」などを作曲した古関裕而氏をモデルにしたドラマだ。「ワセダに追い風が吹いていたと思うんです。石井連蔵さんが野球殿堂入りされ、作曲された古関さんも殿堂候補だった。“紺碧の空”が5月中旬にテレビで流れ、その後に我々がリーグ優勝を争う早慶戦となれば…」。残念ながら叶わなかったが、現役選手が先輩が築いた歴史を知る機会になれば、と願っていた。

 「今時の学生は…」という言葉をあえて使わず。あくまで選手の合議制に任せ、明らかに間違っている時だけクギを差す方針を貫いてきた。貴重な4年間で自らの存在意義を学び取って欲しいからだ。「それぞれの能力は高いけど、勝ちゃいいんでものじゃない。勝つことより大事なモノがあるんです」。小宮山監督が力を込めた。 

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