虎は今年も天敵に弱い…広島K・ジョンソンに1安打、今季3試合8回で無得点　矢野監督「改善していかな」

練習試合   阪神1－8広島 （ 2020年6月9日    マツダ ）

＜練習試合　広・神＞1回無死、ボーワはK・ジョンソンからバットを折られるもファールに　（撮影・奥　調）
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　今季も苦戦を強いられることが想像できる沈黙だった。4回無得点に封じられた広島の先発、K・ジョンソンに対し、阪神が放った安打は近本の内野安打による1本だけ。二塁さえ踏むことができず、この日を含め今季は3試合計8イニング無得点。矢野監督も頭を抱えた。

　「同じ相手にやられるっていうのは、こっちも改善していかなアカンところ。外国人打者も、この前に続いて2回目なんで。まだ情報収集のところはあると思う。シーズンに入ってやれるようにします」

　昨季も先発で4度対戦し3勝を献上し一つの黒星も付けることができなかった天敵。2試合ぶりに「4番・一塁」で先発したボーアも2回の先頭で対戦し遊飛。2日の練習試合再開から3試合連続本塁打を放った新助っ人も、左腕に対しては対外試合で8打数無安打。加えて、4日の本塁打を最後に連続無安打は11打席となった。

　井上打撃コーチはジョンソン対策について「どうやって攻略するかとか、ジョンソンに対して今までの実績の中でコイツは分がいいとか、分が悪いとかを考えて、あえてオーダーに並べるというようなことを細々とやっていかないとね」と今後を見据えた。

　120試合に減少することで1勝も1敗も重みは増す。苦手の払しょくなしに頂点を極めることはできない。