阪神・大山 2軍戦で2年ぶり左翼先発 福留、サンズらと併用のオプション策「しっかりやっていきたい」

[ 2020年6月10日 05:30 ]

2軍練習試合   阪神7-1中日 ( 2020年6月9日    ナゴヤ )

<2軍練習試合 中日・阪神>レフトの守備に就いた大山(撮影・椎名 航)
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 新たなオプションの一つになる可能性を示した。阪神・大山は中日2軍との練習試合(ナゴヤ)で三塁ではなく「3番・左翼」で先発。左翼先発は18年8月19日のヤクルト戦以来で、飛球処理はなし。守備機会は5回に三塁線を破る二塁打を処理した1回のみで適性を判断するまでには至らなかったが、外野を守ったことに意味があった。

 「本当にこういう出場機会をもらっているので、そこはしっかりやることをやらないといけない。しっかりやっていきたいと思います」

 シーズンでは積極的休養が必要とされる福留や外国人枠の問題でサンズを起用できない状況を考慮した際のオプションとして、7日のソフトバンク戦で5回から658日ぶりに左翼の守備に就いた。マルテとの三塁争いは一歩後退した形だが、昨季108試合で4番を任された男に新たに見いだされた可能性。矢野監督も「いろんな思いはあるやろうしね。悔しさもあるし、がむしゃらさもあるし。ユウスケにとって、結果的にいい時間になると思うんでね」と一層の奮起と外野でも戦力になることを期待した。

 打撃では、初回無死一、二塁で福谷から先制の2点二塁打を放つと、3回には1死二塁から右前適時打するなど3打数3安打3打点。「状態とかそういうのじゃなく、出たからには結果を残さなくてはいけないので。頑張ります」と与えられた状況で結果を出すことにこだわる。

 平田2軍監督は、きょう10日の2軍戦においても「左翼」での起用を明言した。再び1軍で存在感を示すためにも、今は目の前の試合に全力を尽くすだけだ。(阪井 日向)

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2020年6月10日のニュース