巨人、“夢企画”続々 子供ファンの分身「アバターロボット」がヒーローインタビュー

[ 2020年6月10日 05:30 ]

「バーチャルバックネット裏シート」のイメージ
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 巨人が無観客で迎える19日の開幕戦から、試合に勝利した際のインタビュアーを自宅でテレビなどを通じて応援している子供たちに任せることが9日、分かった。昨年まではテレビ局のアナウンサーなどがお立ち台で選手にマイクを向けてきたが、ロボットを「分身」として選手に声を届ける予定。新型コロナウイルスの影響で自宅観戦となる子供たちには「夢企画」だ。

 勝利後の余韻が残る東京ドーム。自身の分身を務める「アバターロボット」を自宅からパソコンで操作し、ヒーロー選手と会話を楽しむことができる。ロボットのモニター画面には子供の顔が映し出される予定。対面しているかのような雰囲気となり、一緒に記念撮影までできるかもしれない。当面は無観客でのプレーとなる選手にとっても楽しい時間となるはずだ。

 球団は原監督の「ファンと共に球春到来を迎えたい」という思いから、「WITH FANS」プロジェクトを発足。その一環として本拠地で開催する試合を対象に、公式ファンクラブから「インタビュアー」を募る。思うように外出のできない子供たちにとって、憧れの選手とつながる夢のような時間になる。

 この日、球団は「バーチャルバックネット裏シート」の開設を発表した。バックネット裏の観客席最前列に設置した大型LEDパネルに、ファンが応援しているかのような映像を映し出すというもので、観客席で声援を送っているような写真の募集を開始した。無観客で迎える特別なシーズンとなるが、ファンとともに前に進む。

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2020年6月10日のニュース