仙台育英・田中主将 甲子園での交流試合決定に「多くの方が元気になるようなプレーを」

[ 2020年6月10日 20:09 ]

甲子園球場での交流試合開催について、須江航監督(手前)の話を聞く仙台育英の選手たち=10日午後、宮城県多賀城市
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 宮城・仙台育英は、練習前に須江航監督が選手達に甲子園交流試合の開催を説明。選手たちは神妙な面持ちで聞き入った。

 その後、報道陣に応対した須江監督は「話を聞く生徒たちに笑顔があったので、喜びを改めて感じました」と話し、「5月20日に(夏の)甲子園の中止が決まり、3週間で甲子園が戻ってきた。言葉では言い表せない」と感謝。活動自粛中も「何かやれることはないか」と、日本全国の指導者らとオンラインでアイディアを共有しており、「この決定が多くの団体を動かすきっかけになれば」と、熱い思いを口にした。

 チームは5月26日から時間を短縮して練習を再開。甲子園行きを伝え聞いた田中祥都主将は「きょうからまた頑張ろうと思いました。一人でも多くの方が元気になるようなプレーをしていきたい」と笑顔。中学3年時に甲子園のスタンドで同校の戦いぶりを見て、進学を決めており、「格好よかった。一人でも多くの方が元気になれるようなプレーをしたい」と夢舞台へ思いをはせていた。

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2020年6月10日のニュース