阪神「キナチカ」で逆転CSへ 好調ルーキーコンビが6連戦へ意気込み

[ 2019年8月27日 05:30 ]

木浪(左)と近本(撮影・坂田 高浩)
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 夏の長期ロードを終えた矢野阪神は27日から甲子園で中日、巨人と6連戦に臨む。逆転でのクライマックス・シリーズ(CS)進出をかけた戦いに向けて、1、2番を担う近本光司外野手(24)、木浪聖也内野手(25)の「キナチカ」が、そろって意気込みを口にした。

 先週6連戦を5勝1敗で乗り越えた矢野阪神は8月1日以来26日ぶりに甲子園に帰ってくる。逆転CS進出を狙う戦いは高校野球の余韻をかき消すほど熱くなるだろう。攻撃のカギを握るのは「キナチカ」だ。今後も1、2番を託される事が濃厚な新人コンビは、まるで口裏を合わせていたかのように意気込みを言葉にした。

 近本「聖也と2人で1点を取れるのが一番良い形だと思います。“嫌だな”と思われるような攻撃がしたい」

 木浪「チカが塁に出たら、つなぐことが第一ですけど、できれば還して1点を取る。そういう攻撃ができたら良いかな…と思います」

 別のタイミングで取材に応じた2人だがコメントはくしくも“シンクロ”していた。救援陣の戦力が豊富だけに先手を取る重要性は高い。先週の6試合は全て先制に成功しており、うち4試合で2人のいずれかが先制点に絡んだ(打席または塁上にいた)。機能するか否かは、当然ながら、試合の展開を左右する。

 状態は良い。近本は目下4試合連続安打。シーズン130安打で球団新人歴代3位につけており記録更新まであと7本だ。また、25盗塁は中日・大島、ヤクルト・山田哲の28盗塁に次ぐリーグ3位。「チームに勢いが付くようなプレーがしたいので、どんどん走りたい」と、足で攻撃を活性化させる。

 木浪はさらに良い。7試合連続安打中で、うち6試合で複数安打を記録。唯一、1安打だった23日のヤクルト戦では本塁打を放っている。「思い切ってできていると思います。その(ボールが見えている)感覚はありますね」。つなぎ役として申し分ない状態だ。

 新人2人に寄せられる、矢野監督の期待は大きい。「聖也も良い状態になってきているし」と木浪の好調気配を感じていて、近本には「ファンのみなさんも期待しているだろうし、数多くランナーに出てくれたら」と盗塁のタイトル奪取まで見据えていた。

 27日から顔を合わせる中日には7勝12敗1分け、週末の巨人には6勝13敗と、今季、苦杯をなめさせられている相手が続く。残り24試合で3位広島とは3ゲーム差、2位DeNAとは3・5差。決して不可能な数字ではない。(巻木 周平)

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