阪神・青柳、躍進の秘密 制球力向上させた2つの“改革”

[ 2019年8月27日 05:30 ]

キャッチボールを行う青柳(撮影・北條 貴史)
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 阪神・青柳晃洋投手(25)が開幕から先発ローテーションを守り続けている。チーム2位の110回1/3を投げて防御率は3・43。6勝8敗で黒星先行ながら勝ち星はチームトップタイだ。昨季1勝止まりだった変則右腕の躍進の秘密に迫った。(取材・構成 巻木 周平)

 
 昨年とは「別人」と言っても過言ではない。4年目の青柳は先発ローテーションを守り続け、チームトップタイ6勝を挙げている。躍進の主因は制球難の改善だ。課題克服の裏には、知られざる2つの改革があった。

(1)実は“オーバースロー”!?

 横手投げと下手投げのちょうど中間。「クオータースロー」と称される特徴的な投球フォームだが、いま、本人の意識は少し違う。

 「キャッチャーに向かって真っすぐ踏み出して、“オーバースローだ”という意識を持って体重移動しています。去年、試してみたら狙ったところにいくようになった」

 見た目は大きく異なるが、正しい体重移動で無駄なく力を伝えるという点はオーバースローの投手と変わらない。昨シーズン終盤に気が付き実践し始めてから制球力が見違えるように増したという

(2)アウトローオンリーブルペン

 その感覚を、新たな練習法で研ぎ澄ました。シーズンの大半を2軍で過ごした昨年。当時の福原、安藤両2軍投手コーチの言葉がきっかけだった。

 「“アウトローならいつでも投げられるフォームがあった”とのことでした。自分もそのフォームを確立するために、ブルペンで外角低めにひたすら投げる練習をしました」

 試合前は実戦を想定して投げるが、1つの練習法として「アウトローオンリーブルペン」を導入した。

 2つの改革で制球力はみるみる向上。今季ここまで110回1/3を投げて36四死球。2年前の17年は64回1/3で38四死球だから、良化は明らかだ。「別人」に見える躍進の裏には、確かな根拠が隠されていた。

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