【芝草宇宙の目】佐々木、課題はシュート回転と変化球の球速差

[ 2019年8月27日 08:30 ]

侍ジャパン壮行試合    高校日本代表5―5大学日本代表 ( 2019年8月26日    神宮 )

高校日本代表先発の佐々木(撮影・久冨木 修) 
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 足を高々と上げるダイナミックなフォームは迫力あるし、相手を威圧できる。佐々木の長所として、今後も生かせばいい。球場の球速表示では156キロが出ていた。指に掛かった真っすぐは相当威力がある。ただ、立ち上がりはシュート回転する球も目立った。体全体を使って投げるから、1カ所がブレれば、球は大きくブレる。

 プロに入れば、ストライクゾーンの壁にぶち当たる。絶対に狭く感じる。本来の真っすぐを投げられれば、ストライクゾーンの中で勝負できる力はある。その精度をどれだけ高められるか。プロの練習で体幹を鍛え、最後にきっちりとターンできればシュート回転も消えるだろう。

 ボールゾーンで振らせる変化球も必要になる。この日のフォークは、直球との球速差が約20キロ。直球の軌道から落ちるのではなく、チェンジアップのようだった。もう少し速くてもいい。佐々木の能力ならば、習得は難しくないはずだ。

 森下の直球は抜群だった。この試合に限れば、佐々木の直球よりもよく見えた。緩いカーブとのコンビネーションは、楽天・岸のようにも感じた。変化球が浮いた場面もあったが、これを制御できれば、プロで2桁勝てる。スカウトとして高校時代に見たが、大学4年間でこんなに成長したのかと感心した。 (元日本ハムスカウト)

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