DeNA・石川 2年ぶり一発で10連敗ストップ 初昇格で3安打&決勝2ラン「ちょっと出来すぎ」

[ 2019年4月29日 17:47 ]

セ・リーグ   DeNA5―3巨人 ( 2019年4月29日    東京D )

<巨・D>ヒーローインタビューを終え、ベンチ裏へ戻るギリギリまでファンの声援に応え手を振る石川(撮影・木村 揚輔)
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 10連敗中のDeNAを救ったのはプロ15年目のベテラン・石川雄洋内野手(32)のバットだった。

 開幕2軍スタートから、試合前に今季1軍初昇格。「2番・二塁」で今季初出場初先発を果たすと、いきなりそのバットでチームの暗いムードを吹き飛ばした。

 8試合ぶりに先制点を挙げながら逆転を許し、大和の適時打で3―3の同点に追いついた8回。巨人4番手・宮国が投じた初球の真ん中直球を見逃さず、右翼スタンドに勝ち越し2ランを叩き込んだ。2017年7月5日の阪神戦以来の一発がチームの連敗を10で止める値千金の決勝2ラン。この劇的な一発で3安打猛打賞のおまけつきとなった。

 「本当に感触も良くて。とてもいい当たりだったと思います」と会心の一発を振り返った石川は「ちょっと出来すぎかなと思うんですけど。何とか流れを変えたいと思って。前のみんなもつないでくれたんで。思い切っていけました」。一言一言かみしめるように話した。

 「自分のやることをしっかりやっていれば呼ばれた時に結果が出ると信じてファームでも頑張ってたんで、きょう結果が出て良かったです」と昇格してすぐに出た最高の結果を喜んだ石川。連敗ストップに「あの1本で止められたっていうのはすごいうれしいです」と笑みを浮かべていた。

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