DeNAついに止まった!11連敗を阻止したのは日本人野手最年長の石川!登録即先発、3安打&決勝2ラン

[ 2019年4月29日 17:07 ]

セ・リーグ   DeNA5―3巨人 ( 2019年4月29日    東京D )

<巨・D>8回2死一塁、石川が右翼へ勝ち越しとなる2ランを放つ  (撮影・大塚 徹)        
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 最下位に低迷するDeNAが首位・巨人に5―3で競り勝ち、12連敗した2015年6月以来4年ぶりとなった大型連敗をついに10で止めた。

 1点を追う8回、大和の同点打の後にこの日出場選手登録されたばかりの石川が右越えに値千金の1号勝ち越し2ラン。これが決勝点となった。石川は「素直にバットを出すことができ、振り抜くことができました。勝ち越すことができうれしいです」と振り返った。

 DeNAは好投しながらもなかなか白星に手が届かないドラフト1位ルーキー、上茶谷がプロ初勝利を懸けて5度目の先発登板。打線が3回にソトの内野安打で8試合ぶりの先制点を挙げる中、4回まで1安打無四球と安定した投球を見せた。

 だが、勝利投手の権利がかかった5回、安打と連続四球で無死満塁のピンチを招くと、代打・阿部は3球三振に仕留めたものの、続く代打・大城に押し出し死球を与えて同点。さらに代打・石川のゲッツー崩れで勝ち越しを許すと、坂本勇には右足を直撃する投手強襲の適時打を打たれて3点目を失った。

 だが、上茶谷の勝利投手は消えても打線は諦めなかった。逆転された直後の6回にはこの回から登板した巨人2番手・野上から連続四球で1死一、二塁としてから嶺井の中前適時打で1点を返し、1点差。そして、8回にベテラン・石川の劇的な一発が待っていた。

 巨人は先発投手の山口が初回から制球に苦しみ、5回4安打4四死球の内容だったが、失点は小林の悪送球による1点だけに抑えて勝利投手の権利を持って降板。そのまま勝てば、巨人では2009年のゴンザレス(6戦6勝)以来10年ぶりとなる5戦5勝となるところだったが、リリーフ陣が持ちこたえられなかった。

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