DeNA悪夢の10連敗 平均2・2得点 ラミ監督「こういうことは予想していなかった」

[ 2019年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA2―7巨人 ( 2019年4月28日    東京D )

報道陣の質問に答えるラミレス監督(撮影・西尾 大助)
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 ついにDeNAの悪夢の連敗は、10まで達した。12連敗を喫した15年以来、4年ぶりの2桁連敗。ラミレス監督は「勝つときもあれば負けるときもあるのが野球だが、こういうことは予想していなかったし、誰も望んでいなかった。ただやり通すしかない」と言葉を絞り出した。

 初回から先発の京山が先制を許し、この日も追う展開となった。先頭の坂本勇を四球で歩 かせ、1死からビヤヌエバに被弾。悪い流れを断ち切れず、救援陣も失点を重ねた。打線は4番の筒香以外を入れ替え、勝負に出た。今季初めて1番に据えた大和が3安打とリードオフマンの働きを見せたが、後続がつながらず、得点は8回のソトの2ランのみ。「ポジティブに考えれば大和が3本打ったが、それ以外は結果が出なかった」と指揮官。この10連敗中は1試合平均2・2得点。かみ合わない展開が続く。

 主将の筒香は「選手は一試合一試合、全力を尽くす義務がある。全員が明日の試合で全力を尽くす、それだけです」と言った。約2週間勝ちがなく、借金は7まで膨らんだ。平成の最後に訪れた大きな試練。チーム一丸で1勝を奪うしかない。 (町田 利衣)

 ≪20度目の2桁連敗≫DeNAのシーズン2桁連敗は15年6月の12連敗以来20度目。球団別の回数としてはヤクルト、広島の12度を上回る12球団最多。時代別に分けた昭和12度、平成8度も、ともに最多回数だ。なお、球団最多連敗は55年7月と08年9~10月の14連敗となっている。10連敗中と、それ以前のチーム成績を比較すると、得点圏打率が・276から・140まで急降下し平均得点は4・7から2・2と半減。また、防御率も3・20から4・91に悪化し、失策も4から9に増加と攻守ともに数字を落としている。

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2019年4月29日のニュース