DeNA・上茶谷 プロ初勝利またもお預け 同点押し出し死球、併殺崩れで勝ち越し、右足直撃打…

[ 2019年4月29日 16:15 ]

セ・リーグ   DeNA―巨人 ( 2019年4月29日    東京D )

<巨・D>5回1死満塁、石川の一塁駆け込みの判定がセーフとなり、悔しそうな表情の上茶谷(撮影・木村 揚輔) 
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 DeNAのドラフト1位ルーキー、上茶谷大河投手(22)がプロ初勝利を懸けて5度目の先発登板。5回3安打3失点と試合を作ったが、またも打線の援護に恵まれず、初勝利を逃した。

 10連敗中で最下位に低迷するチームだが、打線が3回にソトの内野安打で1点を先制。4回まで1安打無四球と好投していた上茶谷は、5回に安打と連続四球を与えて無死満塁のピンチを招いた。

 それでも、続く代打・阿部を3球三振に仕留めて1死を取ったが、続く代打・大城に痛恨の押し出し死球を与えて同点。さらに代打・石川のゲッツー崩れで勝ち越しを許すと、坂本勇の強烈なピッチャー返しが右足を直撃する安打となって3点目を失った。

 直後の6回には味方打線が嶺井の中前適時打で1点を返して1点差に詰め寄ると、自身には代打・楠本が出て交代。初勝利をつかむにはこの回に逆転してもらわなければならなかったが、続く大和が2死一、二塁で放った痛烈なライナーは巨人の右翼手・陽岱鋼が横っ跳びでスーパーキャッチして初勝利はまたもお預けとなった。

 上茶谷の投球内容は5回で81球を投げ、3安打3失点。3三振を奪い、与えた四死球は3つだった。

 上茶谷は「前回登板の反省を踏まえて冷静に投げることを心掛け試合に臨み、自分との勝負にならずに投げることができました。しかし自分の持ち球、全球種を使うことができましたが、ピンチの場面で偏りが出てしまい失点につながってしまったことは反省点です」と振り返った。

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2019年4月29日のニュース