春日部共栄が関東切符 エース村田が完投&V打

[ 2019年4月29日 14:01 ]

春季高校野球埼玉県大会準々決勝   春日部共栄4―3埼玉栄 ( 2019年4月29日    大宮公園 )

<春季高校野球埼玉県大会 埼玉栄・春日部共栄>1点差を守り切って完投し、ガッツポーズを決める春日部共栄のエース村田
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 春日部共栄が接戦を制し、14年ぶりの春の関東大会出場を決めた。関東大会主催県で出場枠が4枠あるため4強進出校が出場権を獲得する。

 エースで4番の村田賢一投手(3年)が11安打を浴びながら3失点完投。打っては同点の7回、勝ち越しの左中間適時二塁打を放って自らを救った。「三振より打たせてとるピッチングができて良かった」。

 この日の朝、女房役で主将の石崎聖太郎捕手(3年)が体調不良で欠場。上原雅也捕手(3年)が代役を務めた。「ちょっと朝はドタバタしてしまったけれど、今までずっと石崎に支えてもらったので、いなくても勝とうと。勝って恩返ししようと思った」と村田。センバツからさらに増えたという球種を駆使し、粘り強い投球で要所を締めた。石崎は次戦には復帰できる見通し。植竹幸一監督は「接戦を勝ててきたのは収穫。まずは目標だった関東大会をクリアできて良かった」と安どした。

 5月18日に開幕する地元開催の関東大会に向けて、村田は「習志野とやりたい」とセンバツ準優勝校との対戦を熱望。「しっかり走り込んできたので体力は大丈夫。まだまだいける」と意気込んでいた。

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2019年4月29日のニュース