明大が勝ち点2、「遅咲きの長距離砲」和田が2発&全5打点

[ 2019年4月29日 05:30 ]

東京六大学野球 第3週第2日   明大5―3早大 ( 2019年4月28日    神宮 )

<明大・早大>8回 逆転3ランを放つ和田(撮影・久冨木 修)
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 2回戦2試合が行われ、明大は和田慎吾外野手(4年)のリーグ戦初アーチを含む2本塁打で、早大に5―3と逆転勝ちし、連勝で勝ち点2とした。法大はリーグ戦初先発の鈴木昭汰(3年)が6回2/3を4失点の粘投で、慶大に5―4と競り勝ち、1勝1敗とした。

 「遅咲きの長距離砲」が覚醒した。4回だ。和田がリーグ戦初アーチとなる同点2ランを左翼席へ運ぶと、1点を追う8回には中越えの逆転3ラン。チーム全5打点を稼ぎ、勝ち点獲得に貢献した。

 「今までチームに迷惑をかけたから借りを返したかった。1本目は2死、カウント3―1だったから腹を据えて狙いました」

 前日まで8打数無安打と精彩を欠いた。試合後、寮に戻って約3時間の特打を行って、力みすぎる悪癖を矯正。2年秋の新人戦、法大との決勝で放った特大弾の感触を思い出した。善波達也監督はスタメンから外すことも考えていたが、ベンチ裏でヒーローを呼び止め「今日は和田が一番」と称えた。これには和田も「意味のある一本が出て良かった」と笑った。(伊藤 幸男)

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2019年4月29日のニュース