巨人、鹿児島で“打線維新”2位浮上 薩摩“勇人”から好機量産

[ 2019年4月17日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人8―2広島 ( 2019年4月16日    鹿児島 )

桜島を望む平和リース球場(撮影・中村 達也)
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 巨人が16日の広島戦で新打線が機能して連敗を2で止めた。原辰徳監督(60)は腰痛で離脱した1番の吉川尚輝内野手(24)に代わり、1番に坂本勇人内野手(30)を今季初めて起用。2番に丸佳浩外野手(30)を上げ、新1、2番コンビで序盤から得点を重ね、8―2で勝利し、この日敗れたDeNAをかわして2位に浮上した。

 鹿児島のシンボル桜島が、球場三塁側に堂々と構える。一塁ベンチでは原監督が、悠然と構えた。大幅に組み替えた新打線が得点を重ねていった。

 「あんまり多くは言えないけどね。自軍の、我々の戦いのスタイル。そういうスタイルで戦いたかった」。1番打者・吉川尚の腰痛による離脱で、今季2、3番を組んできた坂本勇、丸を1、2番に繰り上げた。「離したくなかった」という「サカマル」コンビが新しい形で機能した。

 先制点は薩摩「勇人」から生まれた。初回先頭で、坂本勇が遊撃内野安打。5番・ゲレーロの左前適時打につなげて「1番としての役割は良かった」と坂本勇。2回は1死一、二塁で四球を選んで満塁にし、丸の三ゴロで1点を追加。新3番・ビヤヌエバの2点二塁打と続き、2回までに4点を奪った。

 まるで鹿児島産のイシダイのように、歯応えのある打線。原監督も「コリッとしておいしい」という高級魚だ。前政権時から同地を訪れ、舌鼓を打ったという。九州で定番のたまりじょうゆと、わさびとのハーモニー。巨人の打線も、指揮官のレシピで絶品になった。

 6回は下位からつながり1死二塁で、坂本勇が左前打。一、三塁とし、続く丸が中犠飛で突き放した。広島時代の15年以来4年ぶりに入った強打の2番は「状況に応じて。流れを切らないように次のバッターにつなげれば」と手綱を締めた。

 明治維新から151年。西郷隆盛や大久保利通ら中心人物を生んだ薩摩の地で、原監督の「維新」が成功した。「チームというのは生きている。悪い手応えではなかった」。52年以来、67年ぶり同地での広島戦を制した。 (神田 佑)

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