広島“ツバメキラー”野間&誠也で現状打破 好調3・4番コンビに託す

[ 2019年4月9日 05:30 ]

広島・野間
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 広島・野間峻祥外野手(26)は8日、鈴木誠也外野手(24)と好調な「3・4番コンビ」で、最下位に沈む現状を打破したい意向を示した。

 打開する光は、すでにある。FA移籍した「3番・丸」の後釜を日替わりで模索する構想は、野間が解決へと向かわせている。開幕3戦目から7試合連続で3番に座り、打率・382はリーグ3位。さらに4番・鈴木は、ともにリーグトップの5本塁打、12打点を誇る。「(鈴木)誠也につなぎたい」と野間の意識は「つなぎの3番」に変化している。

 「ボール先行で“仕留めてやろう”と考える場面でも、自分の凡打は相手を助けると思って待ってみたりとか。自分が打つこともそうだし、走者がいる打席なら(進塁打など)最低限の仕事をする。走者を置いて誠也を迎えた方がいい」

 野間が3番に座って以降、安打で出塁して、鈴木が打点をあげた場面はすでに4度を数える。今日からのヤクルト3連戦は、2人そろって好相性を誇るだけに、チーム打率・233の低調な打線を勢いづかせたいところだ。

 野間は、昨季のヤクルト戦は打率・306。今日先発の原には8打数4安打で、10日先発予定のブキャナンからは人生初の満塁弾を放っている。鈴木も昨季同戦では打率・431、5本塁打、16打点と抜群の数字を残す。

 チームは開幕から3カード連続で負け越した。攻撃陣がつながりを欠いたのも大きな要因。野間は言う。「自分が(3番に)置かれている意味を考えてやる。危機感を持って1打席1打席を大事にしたい」。カープ打線の開花宣言も遠くはないはず。今は3、4番が耐えて引っ張るときだ。 (河合 洋介)

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2019年4月9日のニュース