国学院大、開幕戦快勝 エース横山が誕生日の母に届ける7K

[ 2019年4月9日 05:30 ]

東都大学野球   国学院大5―3立正大 ( 2019年4月8日    神宮 )

力投する国学院大先発・横山(撮影・村上 大輔)
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 2点リードの4回無死満塁、この大ピンチでエース・横山が踏ん張った。荒原、立松由を連続三振。7番・神保に押し出し四球を与えたが、米田虎を二ゴロに斬って、最少失点で切り抜けた。

 「調子が悪い中で、なんとかチームを勝たせられて良かった」

 最速149キロを誇るプロ注目右腕だが、昨年11月に左足首のじん帯を損傷した。3カ月練習ができなかった影響もあって、「めちゃくちゃ緊張した。投げ始めは足を踏み出す怖さもあった」と振り返る。

 それでもこの日は宮崎から飛行機で応援に駆けつけてくれた母・香子さんの45歳の誕生日だ。「勝ってウイニングボールを渡したかった」と気迫を見せた。7奪三振に、球速も145キロを計測して勝利をもぎ取った。エースの意地で、10年秋以来となる優勝へ、好発進を切った。

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2019年4月9日のニュース