大船渡・佐々木は「世界No・1」フィリーズ大慈弥氏がお墨付き「突出している」

[ 2019年4月9日 05:30 ]

大船渡・佐々木
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 今秋ドラフト1位候補の大船渡(岩手)・佐々木朗希投手(3年)が8日、「世界No・1」の評価が与えられた。世界の同世代の投手を視察する、フィリーズの大慈弥功環太平洋担当部長(62)が明かした。佐々木は6日に今夏に韓国で開催されるU18W杯の高校日本代表1次候補による合宿の紅白戦で高校最速の163キロを計測。国内12球団が1位で競合する可能性もある剛腕をメジャーも放ってはおかない。

 衝撃の163キロから2日が過ぎても、興奮は冷めやらない。昨年から視察し続けているフィリーズの大慈弥環太平洋担当部長は「日本国内うんぬんではない。全世界の17、18歳世代を見ても、佐々木君は突出している。他の投手は比較にならないくらいの素材だと思う」と、世界一のお墨付きを与えた。

 大慈弥部長は新庄剛志や吉井理人を獲得したメッツに始まり、ドジャース、アストロズでもスカウトの仕事を歴任。韓国、台湾などのアジア諸国だけでなく、“メジャー予備軍”の米国の高校生も視察しているが「20年以上いろんな国の(アマチュアの)選手を見てきたけれど、あんな投手はいない」と言う。

 佐々木は1メートル90の大型右腕。その長身から勢いよく左足を上げ、テンポよく剛速球を繰り出す。大慈弥部長はその豪快な投球フォームにも着目。「江川投手みたいな感じだね。センス、天性が素晴らしい」と評し、「昭和の怪物」と「令和の怪物」と呼ばれる17歳を重ね合わせた。

 花巻東時代に160キロを計測した大谷(現エンゼルス)を3キロ上回る高校最速の163キロ。その大谷がプロ野球で史上最速をマークした165キロにもあと2キロに迫っており、佐々木は「まだ伸びしろはある」と自ら“成長過程”と位置づける。線が細かった体もスケールアップした。母・陽子さんが1日6合のご飯を食べさせてきた効果もあり、体重は71キロだった1年夏から15キロ増の86キロとなった。

 今秋のドラフトではソフトバンクの永井智浩スカウト部長が「12球団競合でしょう」と話すように、野茂英雄(当時近鉄)らの最多8球団を上回るどころか、史上初の全球団指名もある逸材。既に日本ハムは1位の最有力候補に挙げており、大谷を育てた栗山監督は「大谷を高校2年の時に、(初めて)見て衝撃を受けたけど、(球速は)それ以上なんだよね」と興味津々である。佐々木は「国内でプロ一本です」と進路を決めているが、大慈弥部長らメジャー各球団のスカウトも熱視線を送り続ける。

○…メジャーで動作解析システム「スタットキャスト」が導入された15年以降、105.1マイル(約169.1キロ)が最速でヤンキースのチャプマンが16年に、カージナルスのヒックスが18年にマーク。昨季は2人で104マイル以上を11度計測している。2人に次ぐのはマーリンズのゲレロで18年に104.0マイル(約167.3キロ)をマークした。

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