楽天・浅村 古巣に驚愕場外弾「複雑な気持ち」も「勝たないといけない」

[ 2019年4月9日 22:03 ]

パ・リーグ   楽天7―6西武 ( 2019年4月9日    大宮公園 )

<西・楽>古巣相手の勝利に笑顔の浅村(撮影・篠原岳夫)
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 FA移籍した楽天・浅村が、鮮烈な場外弾で、ブーイングを浴びせた古巣・西武のファンを沈黙させた。

 4―3と1点差に迫られた直後の5回だった。マウンドには西武・先発のニール。右前打で出塁した茂木を1塁に置いて登場した浅村は、スタンドからのブーイングをかき消すように、1ボールからの2球目を強振、打球はレフト場外に消える2ランとなった。「手応え完璧だった」と語るように、当たった瞬間、それとわかる今季2号で、6ー3と点差を3点に広げた。

 試合はその後も緊迫の展開に。3点差の7回、満塁から押し出しなどで西武に2点を返され、なおも2アウト満塁、一打逆転の場面が続いた。だがここは中継ぎの森原がなんとか踏ん張り、1点差のまま9回へ。最後はクローザーの松井裕が4番山川から始まる西武の打線を2三振、三者凡退に抑え、逃げ切った。楽天は連敗を2でストップした。

 ヒーローインタビューで、浅村は「(古巣には)複雑な気持ちもありましたが、対戦するとなると勝たないといけない。パ・リーグで一番強い相手と思っているので、キツかったですが、勝ててよかった。明日も勝てるよう頑張りたい」と気を引き締めていた。

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