槙原氏、大船渡・佐々木は170キロ夢じゃない ノーラン・ライアンの姿ダブる

[ 2019年4月9日 07:42 ]

大船渡・佐々木
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 通算5714奪三振の大投手、ノーラン・ライアンの姿がダブった。佐々木が163キロを出した際の映像をチェックしたが、左膝を胸の「OFUNATO」のマークより高く上げるフォームが何より印象に残った。

 「はね上げる」という表現がピッタリで、その勢いと反動を利用してボールにパワーを伝えている。全盛期のライアン同様に、これが異次元のスピードを生み出す要因の一つだ。強じんな下半身の強さがあればこそ可能になるフォーム。私自身、巨人に入団した若手の頃に、勢いを付けてパワーを出したいと左足を高く上げる形を模索したことがある。ライアンのまねだが、バランスを取るのが難しく結局は断念した。

 末恐ろしい原石。足を高く上げればその分、勢いがついて制球は乱れやすくなるものだが、佐々木は肘、肩の使い方が非常に柔らかくコントロールもまとまっていた。163キロはセットポジションで計測。振りかぶって投げればさらにスピードは増すだろう。

 体の線はまだ細い。これからプロに入るなどすれば体ができ、自然と球速も上がる。夢の170キロも可能かもしれない。ただ、数字だけを追い求めると故障の不安も出てくる。あまりとらわれすぎずに、大きく大きく育ってほしいと思う。 (本紙評論家)

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