学生野球協会 法政大監督に暴力で謹慎4カ月

[ 2019年4月9日 19:53 ]

 日本学生野球協会は9日、東京都内で審査室会議を開き、東京六大学リーグに所属する法政大の青木久典監督(46)に対し、部員への暴力行為と報告義務違反で謹慎4カ月の処分を科した。期間は3月28日から7月27日まで。同協会によると、東京六大学野球連盟所属チームの監督が謹慎処分を受けるのは初めてという。

 2016年夏に4年生部員の腹部を殴打するなどの行為があったほか、秋にも練習中に他の4年生部員の胸を殴ったり、太ももを蹴ったりする暴力を振るったという。ことし1月に告発があり、法大が設置した調査委員会で暴力行為が認定され、3月に大学から謹慎を命じられた。

 法大は「この処分を重く受け止め、現在取り組み途上にある、体育会のあり方改革に一層注力し、再発防止に努めてまいります」などとする声明を発表した。

 13日開幕の東京六大学リーグでは、監督経験のある金光興二副部長(63)が代行を務める。法大は早稲田大と並ぶ最多のリーグ優勝45度を誇り、稲葉篤紀日本代表監督ら多くの人材をプロに輩出している。

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2019年4月9日のニュース