東邦、広陵との名門対決制す 16安打12得点で圧倒 14年ぶり8強

[ 2019年3月30日 11:32 ]

第91回選抜高校野球大会2回戦   東邦12-2広陵 ( 2019年3月30日    甲子園 )

<広陵・東邦>  3回、無死、左越えに本塁打を放つ東邦・石川 (撮影・成瀬 徹)   
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 第91回選抜高校野球大会第8日は30日、甲子園で2回戦の3試合が行われ、第1試合で平成最初の第61回大会(1989年)で優勝した東邦(愛知)と6年ぶり24回目出場の広陵(広島)が対戦。古豪対決は東邦が広陵を12-2で下し、14年ぶりのベスト8進出を決めた。

 東邦は初回、2死一、二塁から5番・吉納(2年)と6番・長屋(3年)の2本の安打で2点を先制。3回には、先頭打者の3番・石川(3年)が6球目を叩き、左翼席へ運んだ。さらに1死二、三塁すると、7番・河合(3年)が右前適時打。続く8番・成沢(3年)が左犠飛、9番・山田(2年)が右適時二塁打と放ち、リードを6点に広げた。さらに、7回、8回にも3点ずつを追加し、16安打12得点を挙げた。

 投げては、初戦毎回の11三振を奪って1失点完投したプロ注目のエース、石川がこの日も快投。6回を投げ、4安打2奪三振の無失点で広陵打線を封じ込めた。

 広陵は初戦自己最速の150キロをマークし、3安打完封した河野が初回から東邦打線につかまり、3回1/3で自責点6と崩れた。打線は8回、東邦3番手の植田(3年)を捉え、2死一、三塁から主将・秋山(3年)が右適時三塁打で2点を奪い、一矢報いた。

 準々決勝では、センバツ初出場の筑陽学園(福岡)と対戦する。

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