龍谷大平安 平沢 粘りの1失点 原田監督に甲子園30勝届ける

[ 2019年3月30日 05:30 ]

第91回選抜高校野球大会第7日 2回戦   龍谷大平安9-1盛岡大付 ( 2019年3月29日    甲子園 )

龍谷大平安・原田監督(右)と握手する1失点完投勝利の野沢(中央)。左は水谷主将(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 龍谷大平安の左腕エース・野沢が12安打を浴びながら1失点完投。延長11回を完封した25日の津田学園戦から2試合連続完投で、チームを3年ぶりの8強へ導き、原田英彦監督の甲子園通算30勝を飾った。「初回に打たれて、実は“やばい”って焦っていました」と振り返るが、初回1死満塁では小川、平賀を連続三振。要所を締めて最少失点で粘った。

 昨夏、宿舎のサウナで指揮官から97年夏の準優勝左腕・川口知哉(元オリックス)を引き合いに「大エースを目指せ」と厳命された。前日も同じサウナに入ると「突然、腕立て伏せを50回しろって言われて“川口は練習の鬼だった”と。暑いし、ハアハアしながら聞いた」と笑う。記念球を贈られた原田監督は「内角に投げ込む真っすぐは川口、高橋(ヤクルト)より上」と3年ぶりの8強に導いた左腕に目を細めた。

続きを表示

2019年3月30日のニュース