【東尾修 視点】ソフトB甲斐、フォーク要求で甲斐野の良さ引き出した

[ 2019年3月30日 09:19 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―4西武 ( 2019年3月29日    ヤフオクD )

<ソ・西1>プロ発勝利を挙げた甲斐野はウイニングボールを手に工藤監督(左)と笑顔(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・甲斐野の好投は、女房役の甲斐が導いたと言ってもいい。登板した延長10回。打席に山川という厳しい局面だった。前の打席で満塁アーチの4番打者に対し、甲斐は3球連続フォークを選択して空振り三振に仕留めた。

 ルーキーの初登板。それも開幕戦となれば力が入るのは当然だ。そんな甲斐野のはやる気持ちを抑えたのが、甲斐の出したフォークのサイン。投手心理として、直球から入るとどうしても力む。一方でフォークやカーブなどの変化球を投げることは、腕を柔らかく使うことにもつながる。甲斐野は本来の力を引き出され、ここから2回5奪三振。白星も手にし、まさに最高の滑り出しになった。

 春季キャンプで工藤監督は、いずれ甲斐野は抑え投手として育てる方針だと言っていた。今後、リードした8回など大事な場面での登板も増えるだろう。それだけの内容を見せつけた初登板だった。

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