巨人・菅野、則本と「真っ向勝負」今季初実戦で侍エース対決

[ 2019年2月23日 08:10 ]

オープン戦   巨人―楽天 ( 2019年2月23日    那覇 )

楽天・則本昂(左)と話す巨人・菅野(撮影・三島 英忠)
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 プロ野球は、23日からオープン戦が沖縄県内の3試合でスタートする。巨人は楽天戦(沖縄セルラー)に菅野智之投手(29)が先発する。楽天の先発は則本昂大投手(28)で、球界を代表する両右腕対決となる。20年東京五輪でもエース候補となる2人は代表への思いも胸に今季初実戦に臨む。

 巨人と楽天の選手たちが体を動かす沖縄セルラーに隣接する室内練習場に大きな声が響いた。「則本さん、お先に失礼します!」。1学年年上の菅野が声を張り上げると、後輩の則本昂は慌てて猛ダッシュ。オープン戦開幕戦で投げ合う両者が、がっちりと固い握手を交わした。

 3月29日の広島戦(マツダ)の開幕投手に決まっている菅野は、今季初の実戦で投げ合う則本昂への思いを口にした。「僕もライバル意識がありますし、彼も凄く意識を持ってくれているみたいなので、お互い良いスタートが切れれば一番」。12年ドラフトで同期入団の2人。17年WBCでは同じユニホームに袖を通しキャッチボールも行った。プライベートでも食事に行くなど交流がある。

 公式戦での対決はないが、オープン戦やオールスターでは4度先発で投げ合ってきた。菅野は「真っ向から良い勝負をしたい」と言い切った。

 日本のエースとしての使命も重なる。24年のパリ五輪の追加種目の候補から野球は外れた。「悲しいですね」とうつむいたが、自身のやるべきことは理解する。「野球に育ててもらった恩があるので、良い形で恩返しできれば最高。下の世代に何かを残してあげたいという思いはある」。20年の東京五輪で先頭に立って結果を残すことが、28年ロサンゼルス五輪以降の野球競技の復活につながる。

 この日は休日を返上し、キャッチボールなどで汗を流した。「やるべきことはしっかりやってきた。試合で投げれば課題も見つかる」。東京五輪前年の大切なシーズン。単なる調整のための試合ではなく、さまざまな思いを背負って背番号18はマウンドに立つ。(岡村 幸治)

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