中日捕手陣がブルペン投球 中村コーチ語る意図

[ 2019年2月23日 10:30 ]

中日・春季キャンプ ( 2019年2月22日 )

ブルペンで投げ込む大野奨
Photo By スポニチ

 【キャンプ追球 ここにFOCUS】中日の捕手・加藤がブルペンで向かった先は本塁ではなく、高く盛り上がったマウンドだった。ワインドアップから勢いよく投げ込む。その後も大野奨ら捕手4人全員が30球を投じた。

 「リリースポイントの感覚をつかみ、狙ったところに投げられるように。肩をつくるのにもいい」

 中村バッテリーコーチが意図を説明した。傾斜で投げることで下半身や肩に「良い張り」が生まれる。同コーチも現役時代にキャンプで毎年3回ほどブルペン入りしたという。

 単に捕手が肩をつくるだけの練習法ではない。木下拓の球を受けた加藤は「使えないな。この投手」とぼそり。「捕手はよく“低めに投げろ”と言うけど、投手がいかに難しいか分かるだろ?投手の気持ちも知っておかないと」と中村コーチは付け加えた。

 昨季のチーム防御率4・36は12球団ワースト。バッテリーの強化には意思疎通が必要不可欠だ。(徳原 麗奈)

続きを表示

2019年2月23日のニュース