日本ハム・有原 改良ツーシームでカープ圧倒 開幕へ「少しでもいい状態に」

[ 2019年2月23日 21:11 ]

<練習試合 広・日>先発の有原は3回を無失点に抑える (撮影・奥 調)
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 日本ハム・有原航平投手(26)が23日、広島との練習試合(沖縄市・コザしんきん)に先発。ツーシームを武器に3回を無安打無失点、2三振を奪うなど好投した。

 初回、先頭の田中広に失策で出塁を許すとギアが入った。続く菊池涼を見逃し三振に斬り、後続も凡打。2回は西川、長野、メヒアをわずか6球で全員内野ゴロに仕留め、3回も田中広を空振り三振など3者凡退でセ・リーグV3打線をねじ伏せた。

 圧巻はメヒアを三ゴロに詰まらせたツーシームだ。「狙い通りいいコースに行った。初球を打ってきそうだったから」。8勝に終わった昨季、対右打者の被打率が・297だったため、入団当初も駆使していた球種を「より直球に近いスピードを維持」しながら改良。確実に精度を上がってきた。「投げたい球を低めに投げられた。いい投球ができたと思います」。納得の表情を見せた。

 キャンプ当初は胃腸炎で出遅れたが、安定した内容で開幕ローテーション入りも近づいてきた。「去年は本当に迷惑をかけたので、開幕までに少しでもいい状態にしたい」と有原。栗山英樹監督(57)も「課題を持ってやっているのが分かる。体の状態は良さそうだし、必ずやってくれると信じている」と全幅の信頼を置いている。17年開幕投手はバージョンアップしたツーシームで、2年ぶりの2桁勝利に突き進む。

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2019年2月23日のニュース