オリ吉田正、本塁打で世界の子どもたち救う 1発につき10万円寄付へ

[ 2019年2月23日 08:47 ]

オリックスの吉田正
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 オリックス・吉田正尚外野手(25)が今季から本格的な社会貢献活動を行うことが22日、分かった。本塁打1本につき10万円を認定NPO法人「国境なき子どもたち」に寄付するというもので、まずはフィリピン、バングラデシュ、カンボジアで貧困に苦しむ子供たちの支援に回す予定だ。

 きっかけは昨年12月に参加したチャリティーイベントで、「世界中には、まだまだつらい思いをしている子供たちがいることを知った」という。そこでベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)のサポートを受けて支援内容などを協議。「本塁打は特にこだわっている打撃部門」だといい、モチベーションアップにも最適だと考え、「チームの勝利と子供たちのためになるように頑張りたい」と今回の寄付を決めた。

 プロ入り当初から社会貢献活動には興味があり、昨年初めて規定打席に到達したことも活動を決めた要因になった。昨季の26本塁打なら寄付額は260万円に相当。今季はタイトル争いを目標に置いており、さらに量産するつもりだ。BLFの岡田真理代表も「野球で人を救おう、という私たちのスローガンを吉田選手にも賛同して頂けたのはうれしい」と喜んだ。

 野球界でもチャリティー活動は増えてきたが、世界的な視点で行う選手はまだ少ない。吉田正は「自分もそういう活動をできる選手になることが一つの目標だった」と長い視野で活動を継続していく意向だ。4年目の今春キャンプは順調で、“世界の”本塁打王になるための調整は進んでいる。

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2019年2月23日のニュース