広島「3番争い」スタート!坂倉も候補 東出コーチ「打つ雰囲気がある」

[ 2019年2月23日 08:32 ]

練習用ミットを持ちボールを追う坂倉 (撮影・奥 調)
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 大金をつかむのは誰だ――。沖縄で2次キャンプ中の広島は、23日の日本ハムとの練習試合(コザしんきん)から3番争いをスタートさせる。東出打撃コーチが22日、「明日から試す。緒方監督にも了解を得ている」と明言した。

 2年連続MVPで不動の3番だった丸が巨人へFA移籍したことで空いたポスト。同コーチは後任の候補について「伸びしろや育って欲しいという願望を含めて期待の持てる選手。理想は左投手を苦にしない左打者」と話し、野間、安部、西川に坂倉を挙げた。

 野間と安部、西川には相応の実績がある。野間は昨季打率・286、安部も一昨年に同・310をマーク。ともに規定打席をクリアした。西川は規定に未到達ながら昨季は出場107試合で同・309。出場機会を増やそうと、外野の定位置争いにも参戦中だ。

 その点、坂倉は実績に乏しいが、同コーチは「誠也と坂倉が打席に立つと、打つ雰囲気がある。以前は直球に遅れたけど、解消された。変化球に強いし、左腕も苦にしない」と強調。捕手だけでなく挑戦中の野手としても期待感を示した。

 緒方監督が「3番も見てみたい」と話す田中広も候補に加わりそう。リーグ4連覇を目指す今季のカギを握る3番争いの行方。東出コーチは「誰が大金をつかむのか。誰も名乗りを上げなければ、開幕後も試し続けることになる」と話した。(江尾 卓也)

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2019年2月23日のニュース