阪神ドラ4島田がプロ初安打 U―23侍選出「力試しの場になる」

[ 2018年10月4日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―4広島 ( 2018年10月3日    マツダ )

初回無死一塁、島田は右前にプロ初安打を放つ(投手・九里) (撮影・奥 調)
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 阪神のドラフト4位・島田海吏外野手(22)が、3日の広島戦(マツダスタジアム)でプロ初安打を含む2安打3出塁の活躍。U―23ワールドカップに出場する日本代表にも選出され、輝きを放ち始めた。

 「2番・中堅」で2戦続けて先発出場した島田が、プロ初安打を含む2安打3出塁の活躍。まずは初回無死一塁で、九里からプロ初安打を右前に弾き返した。

 「結果は気にせず、思い切っていきました。何とかしようという気持ちがあった。これが始まりなので、継続して結果を出せるようにやっていかないといけない」

 先頭の糸原が四球を選んで出塁。犠打も考えられる場面で強攻策を受けた島田はカウント2―2と追い込まれたあと、九里の変化球にバットを合わせて右前へ運んだ。セオリーではなく、期待をかけてくれたベンチの思いに応える一打だ。

 プロ5打席目で灯した始めての「H」ランに肩の力が抜けたのか、試合終盤になるに連れて存在感は増していった。1点を追う7回2死一、三塁で迎えた第4打席には、ヘルウェグの際どいコースを冷静に見極めて四球を選択。続く福留の同点押し出し四球につなげた。

 さらには延長11回1死一塁から、チャンスを拡大する遊撃内野安打でプロ初のマルチ安打を記録。3回に試みた二盗は失敗して初盗塁はお預けとなったが、つなぎ役として、及第点の働きだった。

 また、この日、「侍ジャパン」U―23代表に選出され、試合前には「選んでいただいてありがたい。自分にとってはアピール、力試しの場になると思うので、いまできることをやっていきたい」と意気込んでいた。19日からコロンビアで開催される「第2回 WBSC U―23 ワールドカップ」に、日の丸を背負って戦う。

 チームが苦しんでいるからこそ生まれたチャンスを、余すこと無く生かし、そして、飛躍を期す来季への弾みにもしてみせる。

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2018年10月4日のニュース