巨人・由伸監督辞任 後任は原氏に一本化 シーズン終了後にも交渉へ

[ 2018年10月4日 03:00 ]

高橋監督(左)の今季限りでの辞任が発表となり、後任には原前監督の復帰が決定的となった
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 巨人の高橋由伸監督(43)が今季限りで辞任することが決まった。山口寿一オーナー(61)が3日、都内の球団事務所で明らかにした。就任1年目の16年はリーグ2位も、17年は4位、今季は12年ぶりに負け越し。3年契約の最終年だったが、責任を取るために辞意を申し入れ、了承された。球団は次期監督候補を15年まで指揮を執った原辰徳氏(60)に一本化し、シーズン終了後にも交渉する。

 勝負師として、高橋監督は自ら、けじめをつけた。都内で取材対応した山口オーナーは「高橋監督から責任を取って辞めたいという話がありました。(就任から)3年間、優勝から遠ざかっているので、その責任を取りたいということでした」と明らかにした。

 辞意を申し入れたのは先週だった。山口オーナーに直接連絡して会談し、数日間の預かりを経て了承された。レギュラーシーズン2試合を残し、目下3位でクライマックスシリーズ(CS)出場の可能性もある。戦いの最中での発表について、山口オーナーは「新しい体制で(25日の)ドラフト会議に臨みたい。(公表には)ぎりぎりのタイミングと思った」と説明した。

 高橋監督は広島市内のホテルで取材に応じ、「責任」という言葉をはっきりとした口調で繰り返した。

 「結局優勝争いというところまでも行けませんでしたし、勝敗については責任を背負わなくては。監督を引き受けた時点から、チームの勝敗は監督が背負うと思ってやってきた。その思いは今も変わっていない」

 常勝が求められる巨人の監督。野球賭博問題に揺れた就任1年目の16年は2位に入ったが、優勝した広島に17・5ゲーム差をつけられた。昨年は球団ワーストの13連敗を喫するなど11年ぶりのBクラス。今季は補強の失敗、故障者の続出が大きく響いて12年ぶりのシーズン負け越しと、3位以下が決定している。

 今季は最後まで指揮を執る。若手の育成面では成果を示した年だった。特に岡本はシーズン途中から4番を託すまでに成長。吉川尚や田中俊、大城らも積極的に起用したことで来季以降に期待感を抱ける。山口オーナーはその手腕を高評価し、9月12日のオーナー会議の際には続投要請を行うことも示唆していた。

 山口オーナーは後任監督の理想像については「(4年連続で優勝を逃した)難しい状況で引き受けてもらう。やはり経験、実績は必要」と語った。条件に当てはまるのは15年まで指揮を執った原辰徳氏にほかならない。過去の2期12年で、リーグ優勝7回、日本一3度。09年の第2回WBCでは侍ジャパンを世界一連覇にも導いた。球団はシーズン終了後にも交渉し、まとまり次第、正式発表となる運びだ。

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