阪神・金本監督、ビジター6連戦は戦力整備「敵より自分たちの足元の方が大事」

[ 2018年8月7日 06:34 ]

囲み取材に応じる金本監督(撮影・坂田 高浩)
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 8月反攻へ、敵は己の中にあり!?7日から巨人、DeNAとのビジター6連戦に臨む阪神・金本知憲監督(50)が6日、今は対戦相手のことを考えるよりも、自軍の戦力整備に重点を置く方針を示した。

 「まあ(前回対戦の3連敗を)やり返すと言うか…。巨人だけが相手じゃないけどね。何て言うのか、チーム状態をどう整えるか、という。敵より自分たちの足元の方が大事かな、とは思うけどね。リリーフの負担を減らして野手が点を取る。単純なことですよ」

 きょうからは、7月16〜18日に甲子園で3連敗を喫した巨人との3連戦。今季5勝10敗と苦手とする相手を…過剰に意識することはない。まずは地に足を付け、「自分たちの野球」を貫く。そのために重視するのが、金本阪神の根幹である投手力。特に先発陣だ。

 「やっぱり先発が気になる。(7日の先発は)岩貞か。先発がちょっと今、アレやからね。とはいえ、(ここまでは)あれだけ、よかったから。チグハグなもんやね。ちょっと打つようになったら」

 右肩上がりで復調中の打線は、夏の長期ロード突入後も6試合で32得点。一方、疲労が見え始めた投手陣は同37失点と元気がない。特に先発陣が序盤に打ち込まれるケースが目立ち、7月22日のDeNA戦でメッセンジャーが7イニング投げたのを最後に、目下9試合連続で先発が5イニング以下で降板している。その負担が中継ぎ陣に掛かり、投手陣全体が低空飛行中…。その窮状を打破するには、やはり先発陣の踏ん張りが鍵だ。

 金本阪神はまだ本来の姿ではない。残り54試合。投打の歯車がかみ合えば、一気に浮上する力を秘めている。(惟任 貴信)

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2018年8月7日のニュース