前橋育英2年連続初戦突破 エース恩田が今大会初完封 近大付は25年ぶりの白星ならず

[ 2018年8月7日 15:16 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第3日1回戦   前橋育英(群馬)2―0近大付(南大阪) ( 2018年8月7日    甲子園 )

今大会初完封を達成した前橋育英の恩田(共同)
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 第100回全国高校野球選手権大会第3日は7日、甲子園球場で1回戦の4試合が行われ、第3試合では2013年に全国制覇を達成している前橋育英(群馬)が、10年ぶり出場の近大付(南大阪)を2―0で下し、昨年(対山梨学院=12―5)に続いて初戦で白星を挙げた。

 前橋育英は2回に7番・剣持、4回に6番・丸山の2年生の左打者コンビが近大付の左腕・大石からタイムリー。投げてはエースの右腕・恩田(3年)が近大付打線を6安打に抑え、今大会10試合目で初めてとなる完封を達成した。

 1990年のセンバツで優勝している近大付は、2回に死球と四球で無死1、2塁のチャンスを迎えたがバント失敗で逸機。6回にも先頭打者の川瀬が敵失で出塁したが、前橋育英の恩田に誘い出されて好機をものにできなかった。8回には1死2塁として1番・川瀬が左前に運んだが、二走の大石が本塁で憤死。最後までホームベースを踏むことはできなかった。

 1年生から背番号「1」をつけている左腕・大石は持ち味の変化球を駆使して6回から7回にかけて5者連続で三振を奪い、6回以降は1安打しか許さなかったが惜敗。夏では1993年以来となる勝利を目指したが、あと一歩およばなかった。

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2018年8月7日のニュース