益田東　春夏通じ甲子園初勝利ならず　５点差ハネ返すも…

第１００回全国高校野球選手権記念大会１回戦   益田東７―８常葉大菊川 （ 2018年8月7日    甲子園 ）

＜常葉大菊川・益田東＞初戦敗退に泣き崩れる益田東・和田（撮影・椎名　航）
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　益田東（島根）は最大５点差をハネ返して一時は７―６とリードを奪ったが、春夏通じた甲子園初勝利にはあと一歩手が届かなかった。

　３回に１点先制しながら４回までに１―６と最大５点差をつけられた。だが、５回に１点、６回に２点を返すと、４―６で迎えた７回には１死二、三塁から稲林が右中間へ２点適時三塁打を放って同点。ここで常葉大菊川のマウンドは先発の右腕・漢人から左腕・榛村に代わったが、佐野が代わりバナを中前に弾き返して７―６と試合をひっくり返した。

　しかし勝利が目前に迫った８回の守りで同点に追いつかれると、最後は悪送球で決勝点。大庭敏文監督は「試合に入る時に自分がやや地に足がつかないような感じがあったが、子どもたちがよく頑張ってくれた。中盤、点差をつけられたが、まだ回がある、大丈夫だと思っていた。選手にもそう言い聞かせていた。逆転したところではうちの中軸が力を出し切ってくれたと思います。（８回８失点完投の）和田も自分の力は出し切ってくれました。和田を支えるような投手陣をこの夏育てられなかったことが反省です。初めての甲子園。選手にはありがとうと伝えたい」と教え子たちを労った。