“春夏連覇対決”は大阪桐蔭!藤原一気に生還 根尾も守備で魅せた

[ 2018年8月7日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第2日・1回戦   大阪桐蔭3―1作新学院 ( 2018年8月6日    甲子園 )

8回2死二塁、藤原は右前適時打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 黄金のバットから勝利を決定づける追加点が生まれた。1点リードの8回2死二塁。大阪桐蔭の4番・藤原は緩いカーブをフルスイングで仕留めた。一、二塁間を破った打球を右翼手が後逸(記録は単打)。「4つ(本塁まで)いける」。そう確信した背番号8は、三塁ベースも蹴って楽々と本塁を駆け抜けた。

 「1、2打席目はバットが下から出ていた。3打席目以降は叩く意識。それがヒットにつながった」

 中前打した3打席目から黒ではなく、ゴールドのバットに持ち替えていた。史上初となる2度目の春夏連覇に向け、チームが取り入れたカラーがゴールドだ。バッグやマスコットバットなどあらゆるところで金色にこだわる。優勝を強く意識する狙いもある。「金色のバットに替えて良かった」。藤原は屈託なく笑った。

 もう一人のドラフト1位候補、根尾も輝きを放った。先制点につながる2回の左翼線三塁打など2安打。7回の遊撃の守備では中前へ抜けそうな当たりに追いつき、回転しながら一塁へ送球。楽々とアウトにしてみせた。「昨夏は優勝していないし、僕たちは挑戦者」と根尾。作新学院との春夏連覇経験校同士の対決を退け、まさに金色に光り輝く夏が始まった。 (吉仲 博幸)

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2018年8月7日のニュース