前橋育英・恩田 今大会初完封!前日に憧れの先輩・高橋光から宿舎で激励「エネルギーをもらいました」

[ 2018年8月7日 16:41 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第3日1回戦   前橋育英(群馬)2―0近大付(南大阪) ( 2018年8月7日    甲子園 )

<近大付・前橋育英>今大会完封一番乗りの好投を見せた前橋育英・恩田(撮影・北條 貴史)
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 前橋育英は大会第3日目の7日、近大付と対戦し、エース右腕・恩田慧吾投手(3年)が今大会初完封を飾り、2―0で勝利した。

 恩田は103球を投げ、6安打2四球4奪三振。最速142キロを計測した直球を軸に、120キロ台のスライダー、110キロ台のチェンジアップ、90キロ台のスローカーブと多彩な球種を巧みに操った。堅守のバックを頼りに、ゴロからのアウトが17個と打たせて取った。

 「甲子園で1勝できてまずうれしい。初回からスピードはあまり出なかったが、コースと低めを意識して。持ち味である守備からリズムをつくれた」と恩田。2回無死一、二塁は送りバントに対し抜群のダッシュをみせた一塁手の橋本が三塁封殺。8回2死二塁では1番・川瀬に左前打を許したが、左翼手の丸山が好返球して本塁で刺した。

 前日には宿舎へ13年夏の甲子園で初出場初優勝を果たした高橋光成(現西武)が激励に訪れた。当時中学1年でテレビ観戦していた恩田は、前橋育英進学を決意した。「憧れでもあり、尊敬している方。握手してエネルギーをもらいました」と告知なしのサプライズ演出も力に変えた。

 2年生エースとして活躍した高橋光も、甲子園デビュー戦の岩国商戦を完封。2回戦も連続完封を果たした。強豪・智弁和歌山を本塁打攻勢で下した近江との次戦は大会9日目。「次の近江線も0で抑えられるように」とエースは快投を誓った。

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2018年8月7日のニュース