DeNA東 10勝なら新人王最有力 浜口に続き史上初2年連続なるか

[ 2018年7月31日 09:15 ]

DeNAの東
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 左手負傷から来月上旬の復帰を目指すDeNAの東克樹投手(22)。規定投球回到達と2桁勝利で新人王を狙うルーキーの記録に注目する。(記録課・志賀 喜幸)

 チーム唯一の規定投球回到達を果たし、セ4位の防御率2.72。同僚が故障、不振に泣くなか、ルーキーが奮闘している。チームで東に次ぐ投球回はウィーランドの67。このままでは最終108回までしか届かないペースで、シーズン規定投球回の143に達するのは難しい状況だ。セで新人のみが規定投球回到達を果たしたチームは50年国鉄(現ヤクルト)で古谷法夫、田原基稔、高橋輝と新人3人だけが到達した例があるだけ。東も30日現在、チーム規定投球回の89を1/3だけ上回る89回1/3とギリギリだが、セ68年ぶりの記録誕生へ到達を目指したい。

 DeNAでは15年山崎康以来の新人王も現実味を帯びてきたが、獲得に向け、あと3勝の10勝はクリアしておきたい。新人の2桁勝利は61年権藤博(中)の35勝を筆頭に過去106人。リーグ別の人数を見ると1リーグ時代に16人、セ、パが45人ずつとなっており、東がマークしパが不在だと一歩リードする。

 また、東が10勝に達すると、昨年、同じ左腕の浜口が10勝したのに続きチーム7人目で2年連続は初めて。同一球団から2年以上続けて2桁勝利の新人が出たのは、98、99年中日(川上憲伸14勝→岩瀬10勝)まで延べ9チーム(すべて2年連続)。東が2桁勝利を挙げると19年ぶり延べ10チーム目で、史上初の左腕での連続となるがどうか。

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2018年7月31日のニュース